2021.12.8 術後6カ月検査
「真夏の暑さ」到来が近いことを覚悟しながらも、それを実感する前にベッドに縛り付けられ、季節感を喪失した半年前から、「真冬の寒さ対策」をして紅葉する木々と対面するまで、季節感と結びつくイベントは皆無だったように、暑さ知らずの年となりました。
目と鼻の先(有明)で行われた五輪競技(テニスやスケートボード)が、TV画面内の情報でしかなかったように、社会活動と関わりを持てなかった者には、世の中の情勢も画面内の情報でしかなかった、との印象があります(感染症とのニアミスはあったようです)。
ですが、ベッドから解放されると、行動範囲は限られるも、外部社会(社会や季節感)との接点を求めて動き出したくなります。紅葉する木々を求めて散策し、季節感を取り戻そうとする行動は、外界との関係性や距離感から、自分の意識や立ち位置を再確認し、アイデンティティを再構築しようとする、人間の習性ではないかと感じます。
手術後6カ月の検査で、背骨に新たな腫瘍が見つかりました。前回放射線治療した部分のすぐ下に並ぶ3つの骨で、当時からあったが、認識できないサイズだったのかもしれません。
この「一難去って…」(安堵させて落とす)のタイミングは、ドラマのシナリオのようですが、それは放射線・抗がん剤治療により腫瘍の活動が抑えられたためで、治療終了から時間経過につれ体力全般が回復したように、腫瘍も再び活発な活動をはじめ、認識可能な大きさとなるまでに必要な時間なのかもしれません。
年内の応急的処置(放射線治療を10回実施)で腫瘍の活動を抑え、年明けから治療を始めるとの概要を耳にしただけで、見通しを何も持てない状況となりました(詳細スケジュールは年内に決めるつもりでは?)。現在書けることは何も無い状況ですし、気持ちの整理や、立て直す時間も必要なため、しばらく更新を休みます。
右:近所の平成庭園(行船公園内)