2021年9月1日水曜日

「自分らしさ」の選択

2021年5月12日

 セカンドオピニオンをお願いした有明病院でも、「もっとも回復が望める治療は手術」と、わかりやすく丁寧な説明で諭され、抵抗の試みは店じまいとします。
 病院や主治医の変更は、セカンドオピニオンの主旨でないと理解した上で、あえて「意思の反映」に利用したいと考えたのは、人生の重大な局面となる病気治療にもかかわらず、認識した時点ですでに追い詰められていたためです。
 ですが、そこで思い浮かんだ条件は、口にするのもはばかられるようなものばかりでした。
 ・日常生活をできるだけ想起しない環境であること。
 ・気持ちがあくせくしない環境であること。
 ・海が見えること、空が広いこと。
 「自分らしさ」の選択が、治療(本質)ではなく心地(環境)であることに異存はないので、わがままながらも許してもらいたいと、有明病院さんに治療をお願いしました。
 本郷(東大病院)、築地(国立がんセンター)より落ち着けそうです。

 有明地区は、東京港修築事業計画(1931年:昭和6年)により埋め立てられ、80年代後半まで工業地とされます。年間来場者数1300万人の東京国際展示場(東京ビッグサイト)建設は1996年。
 無個性で生活臭がしないなど、余計な気を使わない「東京らしさ」の人気に加え、五輪のおかげで施設整備も終わったばかりですから、現在もっとも注目を集める地区と言えそうです。

 右:工事中の東京ゲートブリッジ(2009年)。


 ようやく体調が落ち着いてきたので、更新を再開しまいた。ということは、退院も近いことになりますが、その間のことについては、追々書き加えていきます。

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